横浜市神奈川区の内科、消化器内科、小児科

さくまファミリークリニック
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インタビュー

女性医師として、母として、地域の子育て世代にやさしい医療に取り組んでいます

総合内科・消化器病・消化器内視鏡・肝臓の専門医であるとともに、女性として、また母としての視点から地域医療に取り組んでいます。 “For Others”(他者のために)の精神を尊び、子育て世代に寄り添う医院として、お子さまにも配慮した診療を心がけています。

なぜ専門医の資格を取得されたのでしょうか?

専門医資格は、内科・消化器・肝臓に関して、4つ取得しました。「日本内科学会認定 総合内科専門医」、「日本消化器病学会認定 消化器病専門医」、「日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医」、そして「日本肝臓学会認定 肝臓病専門医」です。

これらはすべて専門知識を深めるために取得しました。総合内科専門医資格は、かつて大学病院に勤めていた頃、より幅広い医療が提供できるよう勉強した結果です。なかでも消化器に力をいれて診療していたので関連する2つの資格を取得しました。また肝臓の研究で学位を得たこともあり、肝臓病専門医資格を有しています。

女性の視点をいかした診療とは具体的にどのようなものでしょうか?

自分ではとくに意図しているわけではありませんが、どうやら診察室では、女性として、あるいは母として、そんな視点から、あたかも家族に接するように、患者さまとお話をしているようです。たとえば糖尿病の方への食事指導でも、「朝昼、何食べてるの? ちゃんと食べてるの? 誰につくってもらったの?」といった感じで聞いています。

実際に患者さまのなかには、「カロリーを控えなさい」といった端的な言い方をしても、むしろわかりにくい方もいるようです。それよりも、医療用語を使わず、生活に沿ったアドバイスをするように心がけています。生活に沿ったアドバイスのほうが伝わりやすいことがあります。病院を離れた自分が、普段、実際に食事をつくる母であるからこそ、このような会話ができるのかもしれません。

お子さまを喜ばせるために行っていることはありますか?

当院は、お子さまを連れてご来院される方も多いので、待合室にお子さまが遊べるキッズスペースを設けています。そこには当院自慢の「おもちゃ」や「絵本」のご用意があります。これらは現役ママにお伺いしたり、私自身の子育て経験や勘を総動員したりして、少しでもお子さま達に喜んでもらえるよう、工夫して選んだ品々です。おかげさまで、お子さまにはみな好評のようで、なかには「楽しくて帰りたくない」という声も聞き、なんとも努力がむくわれて嬉しい気分にもなります。

また、乳児のお子さまにご利用いただくために、予防接種用の待合室も別途ご用意しましたので、忙しいお母さまも仕事や保育園を休むことなく、診療時間内ならいつでも予防接種を受けていただけます。

院内のこだわりがあれば教えてください。

院内の雰囲気が、明るく、清潔感があるように心がけました。床や扉などに木目をいかした木の素材をふんだんに取り入れ、そのうえで、待合室は緑を基調とする色使いでまとめました。患者さまには、明るい陽だまりのなかにいるかのようにリラックスしていただければ幸いです。

また、診察室内は広くゆったりと空間を使えるようにしました。それは、お子さま連れのお母さまに配慮して、ベビーカーでも楽に入っていただくためです。双子用の大きなベビーカーでも大丈夫です。お子さまが寝ている間の診察などに便利かと思います。また、オムツが替えられるスペースもご用意しました。

座右の銘を教えていただけますか?

「For Others ― 他者のために」です。これはもともと、私が中学高校時代をすごした、横浜・山手の母校が掲げる教育理念です。この語には、利他的な心はもちろん、自分とは異なる考えをもつ「他者」を受け入れることができるような、広い視野に基づく精神への信奉が託されています。

心に刻まれたことという点では、親の姿もあります。医者であった親は、夜中に往診に向かうこともしばしばでした。仕事とはいえ、大変だったと思います。私はその姿をみて育ち、のちに医者となりました。かつての親の姿とともに、母校の理念が重なりあって、私の思うあるべき医師像が形づくられたと思われます。